壁紙(クロス)の張替目安は、生活スタイルなどによって様々です。
ご自宅や、店舗のように用途によっても変わってきます。
壁紙の張替について、価格なども含め
6つの項目で詳しく解説してみます。
長文となっておりますので、
目次を活用しながらお読みください。
壁紙の貼替タイミング
壁紙(クロス)の張替は、前途いたしました通り様々です。
実際の現場では、どのような場合に張替が行われるのでしょう。
以下のようなタイミングで行うケースがほとんどです。
- 模様替え
- 汚れが目立つようになってきて気になる
- カビが発生している
- 煙草のやにで天井付近が茶色に変色して、匂いがついてしまった。
- 壁に穴が空いてしまった。
- 現在の壁紙に飽きた
上記の内容について、あまり気にならない方もいますが、、、
カビが発生している場合は、衛生上好ましくはありませんので
張替などを検討してみましょう。
住宅・戸建て、マンション(自己所有)
ご自身の所有物ですから、
もちろん誰の断りもなくいつでも工事できます。
初心者の方でご自身で貼替を行う場合は、
何日かに分けて行うほうがいいでしょう。
業者さんを利用する場合は、
現場を確認してもらい、
工期(全体のスケジュール)を確認しておきましょう。
注意:ついでにコンセントを増設したいなど
免許がなくてはならないことは、
絶対になさらないでください。
専門業者に依頼して、同時に工事するようにしましょう。
賃貸物件・クロス貼替
賃貸物件のクロス張替工事では、
大家さんへの見積もり+了承後、契約を交わして工事となります。
通常の場合、管理会社から大家さんに打診します。
戸建て・アパート・マンションにお住いの方は、
退去時にチェックがあると思います。
ご自身の過失による傷や穴、
たばこのヤニには気を付けてくださいね。
敷金の支払いがある場合は、
補修(貼替代金など)費用は敷金を充当しますが、
あまりにも補修箇所が多い場合は、
更に請求されることもありますので注意が必要です。
入居時に既存の汚れや傷、
穴などは必ず管理会社に指摘しておくのを
忘れないようにしましょう。
写真を撮って保管しておくようにしましょう。
店舗
住宅以外にもクロス工事には、
店舗新築工事、改修工事があります。
新築工事は、周辺環境にもよりますが、
夜間工事になることも多々あります。
近隣の迷惑のならないように
工事することが基本です。
喫茶店や美容院などは、
アクセントクロスを使用して、
お洒落な雰囲気を作っています。
クロス工事価格について
気になる価格ですが、
業者さんによって
見積もりの方法が異なってきます。
一般的には、施工面積に単価を乗算して価格を出します。
一般的に量産クロスで
1㎡当たり1,200円程度だと思います。
1,000番クロスで1,500円前後でしょう。
詳しくは、㎡計算とm計算の違いで
解説してありますのでご覧ください。
㎡計算とm計算の違い
1㎡(へいべい)〇〇円、
1m(メーター)〇〇円といったように、
基準が変わっています。
どちらが安価で工事できるでしょうか?
答えは、
㎡単価の方です!
以下に解説がありますのでチェックしてみてください。
壁紙(クロス)の単位は『反(たん)』で
基本的に1反50mのロール状で納品されます。
幅は、製品によって若干異なりますが、94cm位です。
例えば、
1m(メーター)1,500円と
1㎡(へいべい)1,500円の業者があったとします。
寝室の壁を張り替える場合、
幅4.5m、高さ2.4mの場合
【㎡(へいべい)換算】
4.5×2.4=10.8㎡
10.8㎡×1,500円=16,200円
【m(メーター)換算】
2.4mを5本使いますから、
2.4×5=12m使用します。
(幅が94㎝)
12m×1,500円=18,000円
どちらが高いか、安いか
㎡(へいべい)単価の方が、安価になります。
業者選定で安価な業者を選びがちですが、
価格だけにとらわれないで
信頼できる業者を選んだほうが賢明です。
しかし同じ品質であれば
安価な方がもちろんお得ですね。
㎡(へいべい)単価とm(メーター)単価を
理解しておくだけでも賢い業者選択の
ヒントにつながると思います。
地域によって価格が違う
また、都心と郊外といったように
地域の物価によっても変わってきます。
東京都心では人件費も多少高額になりますから、
おのずと工事代金も上がります。
そういった観点もあたまの片隅に入れておきましょう。
そして壁紙の種類によっても金額が変わります。
壁紙の種類で価格が違う1,000番クロスと量産クロス
壁紙は大きく分けて2種類あります。
一つは、量産クロスといって
一般的に普及している壁紙です。
もう一つは、1000番クロス。
量産クロスの方が安価で、リーズナブルです。
実際の価格差は、1000クロスの方が
20%ほど高い設定になっています。
実際の使用方法は、
メインの材料を量産クロスで対応して、
アクセントになる部分を1000番クロス
にする傾向が多いですね。
トイレの背面や、
片方の壁のみを1000番で使用したり、
寝室やLDKの1面のみを1000番クロスにすると
『キュッ』としまった感じになります。
1000番クロスは、タイル調や木目調など柄物が
多くありますので、おしゃれな感じを演出
するのに効果的です。
貼替の時は是非とも
1000番クロスも検討してみてください。
工事規模で価格が違う
何か物品を購入するときも同様ですが、
大量に購入すると割引があったりしますよね。
工事についても同様のことが言えます。
施工面積が多いい場合などは
割引設定価格になっているケースがほとんどです。
危険を伴う作業の場合は、
別途費用が発生する場合があります。
吹抜け部分が主な対象場所となり、
足場を組んで作業しなければならないため、
足場費用が発生します。
規模や足場をかけておく期間などにもよりますが、
8畳吹抜け4日の期間設置で
5万円位だったと思います。
足場業者によっても金額が異なるため、
確認してみてください。
注文経路で価格が違う
一番安価なのは、
直接施工業者に問い合わせて見積もりを取ることです。
それ以外の場合は、原則中間マージンが発生します。
(紹介料・システム使用料)
業者さんを紹介するサイトなどでは、
そのサイト運営管理会社が、
数十パーセント利益を上げます。
例えば、工事を依頼したお客さんが、
その代金として5万円支払うとします。
その5万円の内訳は、
施工業者4万円、
サイト運営会社1万円、
ですから、直接施工業者に依頼したほうが
お得に工事ができるわけです。
上手に利用しよう!
サイト運営会社の存在価値は、
様々な工事店舗を掲載しているので、
利用者は解りやすく比較できて
有益なものなのでとてもいいといいですよね。
各業者さんは、自身で営業・開拓するよりも、
そのサイトに掲載することで
受注に対して営業手間が減り、
仕事に専念できるメリットがあります。
工事依頼について、
様々な事を知っておくこともとても重要な事です。
工事が終わってから気づくよりも
知識として頭に入れておくのがいいですね。
壁紙の貼替場所
壁紙の張替場所一覧です。
貼替工事の時のチェックリストとして活用してください。
LDK
ガス代周辺の油汚れ
たばこのヤニ
日当たりのよすぎるところの紫外線による焼け
和室(洋風和室・板壁・砂壁)
タンスの後ろのカビ
板壁・砂壁の対応は、工事方法が様々です。
板壁や砂壁を壁紙に張り替えることも出来ます。
畳をフローリングにして、壁をクロスに変えて
和室から洋室に模様替えも出来ます。
玄関廻り
出入りによる傷、へこみ、よごれ
廊下
行き来による傷、へこみ、よごれ
洗面所
カビや、水はねによる汚れ
トイレ
使用時による壁の汚れや湿気によるカビ
収納
換気不足によるカビ
階段回り
昇り降り時による傷、へこみ、よごれ
寝室
ベッド、タンス付近の汚れ
納戸
換気不足によるカビ、きず
ロフト
汚れ・傷
吹抜け
ホコリ・紫外線による焼け
何回張り替えられるか?
壁紙の構造
結論から言うと、5回くらいが限度
一般的な住戸(持家の戸建てやマンション)は、
頻繁な張替はないと思いますが、
賃貸物件などは、著しい汚れや傷、
へこみが原因で退去時に
張替えることが多くあります。
壁紙の構造は、
表の化粧面、接着面の裏紙があります。
貼替時は、もちろん壁紙を剥がすわけですが、
一般的に剥がすのは化粧面です。
裏紙まで剥がしてしまうと、
デコボコの段差だ出来てしまいます。
ですから、初めて張り替えたときは、
既存の裏紙と新しく張り替えた裏紙が存在します。
裏紙が、2枚ということです。
このように、基本的には張り替えるたびに
裏紙が残っていきます。(増えていきます。)
経験上、表の化粧面を剥がしていると、
以前に何回張り替えたがわかります。
そして、既存の裏紙が施工不良で
しっかりと貼り付けされていない場所は
『浮き』が出てしまい、
それによって工事の効率が
とてつもなく悪くなってしまいます。
どうにもこうにもならない場合は、
石膏ボードの張替工事で対応しなければなりません。
貼替の手段
業者に頼む場合
見積もりから工事完了まで一括
材料代+人工(職人)手間+αを支払う
メリットは、『一番楽』
デメリットは『費用が掛かります』
職人さんに依頼するのが、
早いしきれいで一番いいと思います。
どんな壁紙にすればいいか
アドバイスもくれますよ!
自分で行う場合
糊付機など備品を全て購入
現実的ではありません。
全て揃えると40万円位は必要です。
糊付機30万円
その他10万円
すべて揃えるのであれば
是非一緒に仕事をしましょう!(笑)
手元の道具のみ(最小限)を購入
カッターや地ベラなど
最小限の道具をそろえます。
全て購入しても1万円以内で済みます。
代用できるものは、
ご自宅にあるものを使用しましょう。
ただし、材料の壁紙(クロス)は、
購入しなければなりません。
弊社でも販売していますし、
ネットで検索しても
様々な壁紙があります。
材料の調達方法
ネットで注文
インターネットでの注文について
糊付壁紙
予め専用糊のついた壁紙ですから、
届いてすぐに張替が可能です。
生糊(なまのり)の商品は到着後
出来るだけ早く貼替をしなければなりません。
糊無壁紙
糊がついていないので、ご自身で糊をつけて
作業しなければないため少し面倒ですが、
DIY好きの人にはもってこいだと思います。
糊のつけ方などはこちらでも
紹介していますので参考にしてみてください。
ホームセンター
最近は、ホームセンターでも購入できます。
別途料金は掛かりますが、
(1m、60円~80円位)
専用の機械で糊もつけてくれます。
糊無しも販売しているので
一度のぞいてみてくさだい。
一般的なリフォーム費用の参考は、
弊社注文
弊社でも承っています。
ただいま準備中ですので、しばらくお待ちください。
2022年3月までには、完成予定です。
お急ぎの方は、こちらからお願いいたします。
直接取引ですので安価でご案内いたします。
まとめ
この記事を全てお読みいただいて、
壁紙張替の概要が見えてきたかと思います。
ご自身の環境に合わせてご検討いただき、
『張り替えてよかった!』
を実感してくださいね!
ご質問など受け付けております。
手の空いた時になってしまいますが、
ご返答いたしております。
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