壁紙リフォームの相場費用
早速ですが、壁紙のリフォームを検討している時、
費用はぐっと抑えたいものですよね。
もし、高すぎる工事店に依頼をしたら損をしてしまいますから、
壁紙のリフォーム相場費用やその裏側は、
しっかりおさえておいた方がいいと思います。
ずばり、工事費の結論からいうと、
ざっくりですが以下のようになります。
【天井と壁のリフォーム料金です】
6畳 | 40,000円 |
8畳 | 55,000円 |
10畳 | 70,000円 |
12畳 | 80,000円 |
14畳 | 85,000円 |
16畳 | 90,000円 |
18畳 | 100,000円 |
20畳 | 110,000円 |
㎡で表示している場合もあります。 | 平均の金額です。 |
相場費用なので、実際のリフォーム現場では、上記に追加費用が掛かることがあります。
上記の表をみてお分かりの通り、㎡数や畳数に比例した料金設定になっています。
ちなみに弊社では、2021、10月に2世帯住宅(45坪)を
消費税込みで60万円で工事いたしました。
壁紙のリフォームの内訳と裏技
ここでは、壁紙のリフォームの内訳と裏技を説明いたします。
リフォーム相場費用より安価で工事してもらえるよう、
お得に工事してもらえるように、
そして、『知らないことが損』にならないように
最後まで目を通してみてください。
概ね工事費用は、以下の内容になっています。
工事費用合計=
(壁紙の本体価格+職人の人件費+追加工事費+諸経費+利益)+消費税
以下では、材料費や職人さんの手間賃、追加工事費、諸経費などを詳しく解説しています。
壁紙本体の材料費と職人さんの手間賃諸経費
壁紙本体価格です。
ご存じかもしれませんが、壁紙にも材料費が高いもの、安価なものがあります。
材料費が高い壁紙を『1000番クロス』、
逆に安価な壁紙は、『量産クロス』って言ったりします。
つまり、リフォーム工事費用を安く抑えたいのであれば、
量産クロスを使用するべきです。
安いから悪いという意味ではありません。
実際に新築の戸建てや新築マンションも
量産クロスをメイン材料として使用しています。
※2021年9月頃に各メーカーにおいて壁紙の下代価格(仕入れ価格)が上がりました。
その分、業界的に実際の工事費用は若干上がったと感じています。
実際の壁紙の仕入れ価格ですが、
メーカー(サンゲツhttps://www.sangetsu.co.jp/、シンコールシンコール株式会社 | シンコール | HOME (sincol.co.jp)、リリカラ、トキワなどなど)からは、
直接仕入れることが出来ず、問屋を通して仕入れます。
リフォーム業者と問屋間では、仕入れの掛け率があって
メーカー定価の60%だったり、70%の価格で仕入れてきます。
そして、問屋や材料によって、更には業者との取引金額によって
掛け率は変わってきます。
最終的には、
量産クロスで1mあたりの仕入れは、
130円~150円
1000番クロスで
330円前後といった卸価格になります。
そして、最後に職人さんの手間賃です。
一般的には、1日当たり30,000円前後が
相場だと思います。
もちろん、夜間工事やイレギュラーな工事など別途費用は掛かることもあります。
また、交通費や駐車料などの諸経費も見積もり内容にはいってきます。
以上のような内訳で、トータルの見積もりは決定されます。
しかし、通常の見積もりでは、職人さんの手間賃までは計上しませんし、
壁紙本体価格も載せません。
ですので、m(メーター)あたり〇〇円や、
㎡(へいべい)あたり〇〇円といったように
面積に対しての金額で計算されるケースがほとんどです。
では、実際の見積もりは、どのようになっているのでしょう?
以下の参考例を見てください。
種類 | 施工面積(m) | 単価(円) | 小計(円) | |
1 | 量産クロス | 500 | 1,000 | 500,000 |
2 | 1000番クロス | 80 | 1,300 | 104,000 |
3 | 諸経費 | 1 | 式 | 12,000 |
4 | 小計 | 616,000 | ||
5 | 消費税 | 61,600 | ||
6 | 合計 | 677,600 |
ポイントは、単価(円)のところです。
壁紙のリフォームを安価で検討する場合は、
単価に注目するべきなのは当然です。
1000円が900円になれば、
上記の500,000円が450,000円になり、
50,000円節約できることになるのです。
ですから、業者選びにおいては、
信頼や実績、アフターサービスなども含め
検討しなければならないことは当然ですが、
単価についても最重要項目として検討しなければ
『もったいない』ことになります。
是非、見積もり項目の単価部分を重要視してみてくださいね。
追加工事費
さて、ほとんどの場合、壁紙のリフォームは既存の壁紙を剥がして
新しい壁紙を貼るという行為のみになります。
ですので、壁に穴が空いている場合や、下地の腐食などについては、
別途工事費が追加されます。
軽度の補修は、行ってくれる場合が多いですが、
壁の穴については、安くても3000円位はするでしょう。
また、巾木の交換などについても追加費用は掛かります。
木質系の巾木の場合は、別途大工さんを手配しての工事になる場合もありますので、
追加工事で3万円~(材料と手間)を考えていた方が無難です。
このように、追加工事が掛かってくると予算オーバーってことにもなりますので、
事前にご自宅の壁に穴があるか、巾木まで交換するのかなども確認の上、
実際に現場を見てもらい見積もりを取ってもらうようにしましょう。
見積無料の業者さんが多いので気軽に問い合わせてみてください。
更に、吹抜けがあると、足場を組んだりしなければならないため、
別途足場費用が必要になりますので、この場合も見積もりを取ってもらいましょう。
それでは、今後のリフォーム費用の検討材料にしてみて下さいね。
最近では、自分で材料や道具を買って行うこともできます。
DIYもチャレンジしてみてはいかがでしょう?
相場の裏話
業者によって料金が結構違う。どこに頼めば?
相場と言っても一概には説明できない事情があります。
請負業者はもちろん利益重視ですから、
工事代金には、職人の手間賃と材料費、
会社の利益が含まれます。
大きい会社は広告費や、事務員さんのお給料など
お客様がお支払する工事代金に上乗せされます。
会社ですから当たり前のことですよね。
また、リフォーム費用についてですが、
大きく分けて2通りの見積もり方法があります。
- 1つは、工務店やリフォーム会社に
『壁紙の張替とキッチンの取り換え』など
複数のリフォームを依頼する方法。
- 2つ目は、壁紙のリフォームとキッチンのリフォームを
お客様が別々の会社にわけて
発注する方法です。(分離発注)
見積もりの方法や、業者さんでも様々ですので
是非見積もりをしてみてください。
※分離発注では、
他業者が同一日、同一時間に
作業しないようにすることや、
どちらの工事を先にするかをお客様で判断しなければ
なりませんので、注意が必要です。
基本的に壁紙のリフォームは、最後の工事になります。
洗面の取り換えや、トイレの取り換えの場合は
新品の交換前に済ませるときれいに仕上がります。
(エアコンの取り付けが絡むときはご注意ください。)
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